療養生活を支える制度

セルフメディケーション税制

セルフメディケーション税制は、対象となる特定の医薬品を薬局やドラッグストアなどで購入した場合に、その購入額に応じて特例として医療費控除を受けることができるものです。
対象となるのは、もともとは医師が処方する医療用医薬品として使われてきた医薬品のなかから比較的副作用が少なく安全性が高いことが認められ、規制緩和によって薬局やドラッグストアなどで購入できるようになったスイッチOTC医薬品、またはスイッチOTC医薬品と同種の効能または効果があると認められた一般用医薬品です。

対象となる医薬品は厚生労働省が公開しているほか、一部の医薬品にはパッケージにセルフメディケーション税制の対象であることを示す識別マークが印刷されています。また、多くの薬局やドラッグストアでは、購入時にセルフメディケーション税制対象医薬品であることをレシートに表示しています。該当する医薬品を購入した場合はレシートなどを保管しておきましょう。

その年（1月1日から12月31日までの間）の特定一般用医薬品等購入費の合計額(保険金等により補填される部分の金額を除く)のうち、12,000円を超える部分の金額（88,000円を限度）を控除額とするセルフメディケーション税制の適用を受けることができます。
これは、生計をひとつにする家族、親族が支払ったものを合算して申請することができます。