知りたいがん治療

標準治療とは

がんの治療法には、主に「外科治療(手術)」「放射線治療」「薬物療法」があり、これらは「がんの3大治療」と呼ばれています。

いま行うことができる最良の治療として、有効性が科学的根拠により証明されている治療法を「標準治療」といいます。最近では免疫療法のなかでも臨床試験により有効性が証明され保険で使える治療も登場しました。

がんの治療では、がんの種類や進行度にもよりますが、局所療法である外科治療や放射線治療と、全身療法である薬物療法や免疫療法を組み合わせた「集学的治療」を行うことによって、より高い効果を得ることができます。

集学的治療

「外科治療(手術)」「放射線治療」「薬物療法」を組み合わせた治療のことです。これらに加え、がん治療に伴う副作用などの予防、治療、ケアを行う「支持療法」、からだや心のつらさ、社会的な困難などを含めてケアする「緩和ケア」、そして「栄養サポート」など、総合的ながん医療を多職種によるチーム医療で行います。

監修 神戸大学医学部附属病院
   腫瘍・血液内科 教授
   腫瘍センター センター長
   南 博信 先生

この記事は2021年11月現在の情報となります。

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